ペット系の仕事をし始めて、今まで意識しなかったことまで、
いろいろ考え直すようになってきました。
僕も実家にいるときは、犬を飼っていました。
雑種のチャービーに始まり(散歩をしていて、うんちの中から長ーい気持ち悪いぎょうちゅうの巨大バージョンの生き物がうんちの中から出て来た時の映像今でも覚えています)
黒い柴犬のナーリー(台風の夜に雷が落ちて、ビックリして2Fのベランダから落ちてしまい、首輪と鎖がからまって、首つり状態で死んでしまいました)
このナーリーはかなり頭がよかった。
ベランダで飼っていたのですが、網戸を前足で、音も立てずにそーっと開けて、泥棒のように家に侵入してくるのです。
特に僕が机に向かっているとき、背後から音も立てずに入って来て、「ナーリー!」って怒るとバタバタバタと1Fへ逃げていったことを覚えています。
その子どもの赤い柴犬モーモはナーリーに比べてかなり、頭が悪いです。モーモは最近おばーになってしまい、たまに実家に飼えると、目を細くして、「誰だったけ?」っていう顔で僕を迎えてきます。もう、お年寄りなので、腰が重く、動きが鈍くなってしまっています。モーモの話しは次にして、今日は、マーリーの話をします。
プードルとマルチーズのミックス、マーリーは去年の大晦日に眠るように亡くなりました。
彼女にとっては、うちに来てよかったと思います。
心あるひとが、マーリーが捨てられているのを拾って、育ててくれていたらしいのですが、家庭の事情で、介護施設で預かって、それもまた施設の事情で追い出され、うちに来ました。
当初きたときは、人間恐怖症で、なでようとしても歯をむき出しにしていましたが、その面影がないくらい、うちの照屋家の一員としてとけ込んでいきました。
死ぬ前日も、体は病気におかされ、とてもきついはずなのに、マーリーは、そのつらさを表情にはださず、父親が帰宅したときにしっぽをふって迎えていました。
立つのもつらいはずなのに、自分の小屋から出て来て玄関まで歩いて来たのです。
そのときは、これが普通だと思っていましたが、最近ペットの仕事をするようになって、犬は、絶対に飼い主にはつらい顔はみせないということが分かりました。
マーリーはとっても頭がよかった。
けど、女の子なのに、いきなり母親や自分の足にしがみついて、腰をフリフリしたのはかなり、ビビッた。
その影響なのか、モーモは想像妊娠までして、部屋の畳で巣作りを初めて、畳をガサガサにしていました。
二人女の子なのに・・・。
なんてことを・・・。
そんな、マーリーはもういませんが、まさか僕がペットに関する仕事につくとはあのときは想像もつきませんでした。
せっかくこのペットの仕事に従事しているのだから、沖縄を全国一ペット先進県にしてみたいと思っています。
沖縄は、捨て犬や捨て猫の率が全国ワースト1〜2です。
たんなる、ブームで飼ったり、おもちゃのように飼って、遊んで、飽きたらポイッと捨てるのはどうなんでしょう?
僕も人の事は全然言えません。
ナーリーも、台風のときにちゃんと家のなかに入れていれば、
あんな嫌な死にかたはしなかったのですから。